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チェンジオブライフ(完全版)

チェンジオブライフ

第9話 平凡な幸せ


トントンとリズムのいい音で目が覚める

「何してるんだ?」

「あらら 起きちゃったか?ビックリさせようと思ったのになぁ」

どうやら美国は早起きをして弁当を作ってくれていた

「おいおい そんな作らなくても…」

「なんか嬉しくてね ちょいはりきっちゃったよ」

ご機嫌な様子の美国
そんな後ろ姿を見たら少し微笑んでしまった。

今日はオレの出社一日目

仕事の準備に入る

「あはははは」

急に笑い出す美国

「なにかおもしろいことでもあったんか?」

「だって 正人…その髪型なんかおかしい」

そういうと美国は髪をクシャクシャにしはじめた

「うわ やめろって オイ!!」

「だってちゃんとした髪型の正人って変だよぉ」

「もう クセっ毛だから セット大変なんだからやめろってば」

「ぷぷ」

見慣れないセットのせいか美国に大笑いされた

そんなに変かなぁ…。

「ハイ正人」

「ん?」

「ちゃんと食べてよね」

そういいながらかわいく包まれた弁当を手渡された。

なんか照れくさいけど嬉しい…妙な気分。

「いってらっしゃい。」

「ああ 行ってくる。」

アパートをでて振り向くと まだ美国が手をふってくれていた

「がんばれよーーー!」

ああ こういうのもいいな。

今までのクソ生活なんかよりもきっとこっちのほうがいいのかもしれない。

平凡だけど暖かい
何か忘れていたものを思い出したようだった。

ちゃんと迎えにいかないと…

そう決意しながら職場へ向かう

こんなにも前向きな考えが出来るのは何年ぶりだろう。
自分の中で黒く染まっていた心の中に
「希望」という光が照らし始め
その光の先に「美国との未来」があると思うと
「がんばってみよう」という気持ちでいっぱいになった。

©<コウ>_2017.(RSS/管理/提供: AL2)
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