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チェンジオブライフ(完全版)

チェンジオブライフ

第10話 覚醒


「なぁなぁ 今日 中途がくるんだよね」

「ああ そうみたいだな… なんか水野さんの推薦らしいぞ」

「ってことはできる奴がくるってことか?」

「どうだろなぁ?まぁ、お手並み拝見ってことで…」

社員同士の会話がざわめく中

朝の朝礼が始まる



「えー今日から入社した 朝霧正人君だ」

「あ ども 朝霧です」

軽く会釈をする正人

(おいおい なんだよ あれ あんまできそうにみえないぞ…)
(ああ なんか やる気なさそうな感じな奴だなぁ)

「えーじゃあ 研修もかねて佐々木君。君が面倒頼むよ。」

「よろしく 朝霧君。」

その姿はいかにもできるといったような
ビシッとした格好。やや切れ長の目をしたその顔立ち
担当の名前を聞いて他の社員から哀れの目で見られる正人。



(あちゃー よりにもよって新人つぶしの佐々木さんに当たるとはかわいそうに)

どうやら佐々木という男。社内では新人に相当厳しいらしく
無理難題を押しつくしては数々の新人をつぶしていった男らしい。

「あ よろしくっす 朝霧です」

「ふーん 君が水野さんから推薦で入ったのか…とてもできるようにはみえないね」

「え なんすか 水野さんってすごい人だったんだ」

「まぁ ボクからみたら甘いけど周りからみたらやり手の人だからね」

髪をかきあげ得意そうにいう佐々木。

「へぇ」

特にびっくりした様子もない正人
どうやら 水野は社内でも仕事のできるやり手だったらしく
彼が推薦してきた人物はかなりの成果を残してるで有名らしい

「じゃあ 推薦されてきたってことは そこそこできると思っていいんだね」

「え…」

「このデータの整理を頼むよ」

ポンと渡された書類

もちろん入社して すぐの人間がわかるはずもない書類


「うあ 佐々木さん 新人に教える気なんて一切ないな」

「まぁあの新人 見る限りやる気なさそうだからなぁ」

早くもつぶしに入った佐々木の行動を他の社員はまたか…というような目で見ていた

「これを そうだな 今日の14時までにまとめておいて」

「え…」

あっけにとられる正人

佐々木はそれだけ言い対した指示もせずにスタスタと去っていった。

書類を見て首をかしげる正人

「え なんだ?これ?」

ピラピラとめくったところでわかるわけない
そんなことを思いながらキョロキョロと自分の席を探していると

「あ こっち こっち」

一人の女子社員が正人を呼ぶ。

彼女の隣の席に向かう正人

そして開口一番

「いきなり佐々木さんとは運が悪いねぇ朝霧君。あ アタシ 成田 美穂」

「あ よろしくっす。てかいきなりこんなの渡されてもなぁ…」

早くも手詰まりの様子をみて

「ちょっと見せて。あちゃ これか…このデータはね…」

説明をもらう

「パソコンは使える?」

「ん 少しなら…」

エクセルを開き 
データについてのレクチャーを受ける正人。

「ね? こういうことだけど わかった?」

「んー あんまし…」

軽く苦笑しながら彼女をみつめる
それはそうだよねっていう顔でみつめる 美穂
その時「ズキっ」と 刺さるような痛みが正人の体を突き抜いた。

「イタッ!!!」

「大丈夫?どうしたの?」

「ええ 大丈夫っすよ」

頭を抑えながら書類をみながら答える

「あ なんか わかったかも…」

頭痛とともに何かが閃いたようだ…

「え…」

その言葉に驚く美穂。
そして急にパソコンのキーボードを打ち続けはじめた正人。
そのスピードは先ほどまで右も左もわからなかった状態とは違う。
書類を見ながら「カチャカチャ」とこなれた手つきで消化している

「え 信じられない」

美穂が思わず驚きの声をこぼした。

それもそのはず。本来、佐々木がまかせた仕事は新人には到底無理な
仕事だったのだから…。

すごい!すごいぞ!!なんだよ「これ」簡単じゃん!

初めてみることだけど
こんな簡単なことでみんな給料もらってるのかよ。

まわりの社員も驚きとまどっている

「え なんだよ。新人君なんかすごくないか?」

リズムに乗るように打つ 正人 
その姿はまるで得意のゲームをしているかのように
手馴れた手つきでこなしている。

タンっと 最後のキーを押し

「よし!! できた!!!」

知ってる人間がやっても数時間かかる仕事を
正人は一時間で終わらせた。

©<コウ>_2017.(RSS/管理/提供: AL2)
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