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チェンジオブライフ(完全版)

チェンジオブライフ

第13話 美国からみた正人1


夜中 正人の横からすっと起き上がった
カレの寝顔を見ながら少し不安になる

「正人 どうなっちゃうのかな…」

天井を軽く見上げてあたしは少し昔を思い出した


カレとは もう一年くらいの付き合いで
あたし達は とあるコンパで知り合った。

あたしはそういうの得意じゃなくて友達に無理矢理ひっぱられていって
その初めて行ったコンパでカレと出会った。

みんなで盛り上がっている中 カレの顔はうかない顔をしていたの。

なぜかつまらなそうに…

でも寂しそうだった…

その姿があたしにはとても気になってしまい
あたしは思い切って声をかけたんだ。

「ねぇ みんなと盛り上がらないの?」

そう問うとカレはこう言い放った

「別に…どうせ 何があるわけでもないし…」

カレのその言葉が いっそう寂しいような気がした

「そんなこといわないでさ。一緒に飲もうよ。
あ 自己紹介してなかったね。あたし、鹿島美国。君は?」

「…朝霧 正人…」

ポツリとカレは答えてきた。

「正人君ね。ねね 一緒に飲もうよ。 
あたしもこういうのはじめてで何話したらいいかわからなくてさ…」

「別に…飲んで 歌って さよならって感じかな。適当に話せばいいんだよ」

とにかくカレは最初は冷たかった。

本当は寂しいのに何か無理矢理突き放すかのようなそんな感じ


「あのさ…」

「何?」

「オレなんかどうせプーみたいなもんだしさ…気遣わなくていいからさ」

「え 別に そういうつもりじゃないんだけどねぇ」

つんけんとした態度があたしの中で気になってしまった

「じゃあ どういうつもりなんだよ?」

「んー わかないな なんか 正人君のこと気になっただけ」

「ふーん」

特に表情も変えずにカレはお酒を飲んだ。
しばらくギクシャクしたけど負けずに話し続けたあたしに折れたのか
少しずつカレはあたしに話をしてくれた。

「オレさ…自分で自分の可能性わかっちゃってさ。自分がいかに平凡なのかさ」

「え なんで…」


「別に意味はないさ。ただ自分がどのくらいの才能でどのくらいの器量なのか
 それがわかっちまったんだ。 そう思ったらなにもかもバカバカしくなった」

「そんなのわからないよ。そう思ってるだけだと思う
 あたしだってそんな先のことなんてわからないしさ…」

普通 こんなテンションの低い人のことなんてきっと
こういった飲み会やコンパじゃ相手にされないんだろう。

それでも あたしはカレのことが気になって仕方なかった
きっと このときからあたしはカレに惹かれていたのかもしれない…

多分…あたしのほうが一生懸命だった…と思う

©<コウ>_2018.(RSS/管理/提供:AL2)
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