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アンダーグラウンド第一章

アンダーグラウンド1-10

アンダーグラウンド 第1章-10

「お…おい 冗談だろ なんだよ…それ…」
突き立てられた銃口を指し ひくひくと口を痙攣させる聡史。
「冗談で銃をだす奴がいるか?」
冷たい言葉で秀樹は返した。
「一体 どうしたっていうんだよ ヒデ…いつもと感じが違うぞ」
「感じが違う?変わってねーよ これがオレだ」
「お…落ち着けよ な な 話しあおうぜ」
「話し合う?違うな ここからは懺悔の時間だ」
「懺悔の時間だって?」
恐る恐る秀樹の顔色を伺う聡史。
「ここから先はウソは通用しない ウソは即 射殺する」
人は絶対的死の状況でウソはつけない。たった一つの拳銃は虚像を全て払拭する。
真実と本音のみが語られる場へと変貌した。
聡史の友人の一人が秀樹に向かって言い放った。
「聡史 何 びびってんだよ 一般人が本物の銃なんて持てるわきゃねーだろ!モデルガンに決まってる!やっちまおうぜ!」

パス……

その言葉と同時に静かな音がコダマした。
その直後 声にならない悲鳴が夜の街に鳴り響いた。
「ああああああああああああああぁぁぁぁぁ」
友人の一人が左太ももを抑えながら叫ぶ。
「…本物だよ」
秀樹はその姿を見ながら棒読みに近い言い方。
銃口からは硝煙がでている。
同時に 三人は最大の恐怖の顔へと変わっていった。
「う…あ…うぅ ひ…ヒデ ゆ…許して…」
ひざまずきガクガクと全身を震わせながら聡史は懇願した。
「あーあ お前が余計なこというから時間なくなってきたな…」
聡史のいうことを無視し 秀樹は友人の姿を見ながらつぶやいた。
「聡史…お前 今から全部 話せ こいつらに本当の話を…」
秀樹は聡史を見下しながら聡史の口から真実を語らせようとした。

「わ…わかった 言うよ だから…な な 許してくれよ」
聡史は今にも泣きそうな顔をしながら全てを語り始めた。

「…つまり…オレな 秀樹のこと見捨てて逃げてきたんだ」
「え… 今までの話は 全部 ウソだったのか?」
驚愕する友人
「そ…そうなんだ…で…でも格好つけたくてウソついてたんだ」
ボロボロとでてくる 今までのウソの発言。
信頼していたはずの尊敬していたはずの聡史の口からでる
裏切りにも近いような発言の数々。
その姿を聞きながら更なる憎悪が膨れ上がる秀樹。

「ほら お前 まだいうことあるだろ?
今までアングラのこと以外でオレをダシにして親友面しながら生きてきたこと全部話せよ…。」
聡史の頭に銃を突きつける。
秀樹は全てを語らせた。聞いているうちに気持ち悪くなっていった。
自分が知らないところでの 根拠のないウソで塗り固められた話がこれでもかというくらい
でてきた。

その話しを聞きながら友人も顔を曇らせていった。
「聡史…お前…どこまで 人をダシにつかってきたんだ… 
まさか俺達のこともダシにつかってきたんじゃ…」
「い…いや そんな お前達のこともダシになんて…」
聡史は必死に言い訳しようとしたが
「使ってるに決まってるじゃねーか」
秀樹のその言葉で沈黙へと変えた。

「仮にもこのバカはオレのことを親友と言ってきた男だ 
友人どまりのお前等も使われているにきまってるじゃねーか
こいつはな 自分が気持ちよくなるためなら なんでもやる男だ」
「いや そんなこと…」
その発言の瞬間 秀樹は聡史の頭を銃で殴りつけた。

「こいつは自分の小さな存在を大きくみせるためなら友人の死すらもネタにするバカだ
お前…もう終わってるよ」
頭をおさえながらうずくまっている聡史に蹴りを加えた。

「な…なぁ もう許しておくれよ ヒデ いや 秀樹さん 全部言ったんだ。許しておくれよ なぁ や…やりなおせないか?」
聡史はボロボロと泣きながら秀樹の足に抱きついた。

「汚ねー顔を押し付けんな クズが!」
蹴りを再び加え引き離した。そして髪を鷲づかみにしながら

「今 お前を許すとお前は再び同じことを繰り返す
喉元すぎれば熱さを忘れるって言葉を知ってるか?
人はな反省したふりをする生き物だ」

「そ…そんなこと これからは心を入れ替えて…」
「心を入れ替えるよりも生まれ変わってきな!お前の存在は害毒だ」
そういうと秀樹は聡史の足に撃った。
再び叫びがコダマする。
「ああああああ た…たたたたった 助けて あ…あれは 出来心なんだ」
「出来心でお前はオレをここまでしたんだ。出来心だけじゃもうすまない。お前 救えねーよ」
「あう あああ うう たしゅけ たしゅけて 死に 死にたく…」

「死ね」

消音機をつけた銃が聡史の頭を貫いた。
ヒクヒクと痙攣しながら聡史の一生は秀樹の手により幕を閉じた。
その姿に怯える友人。聡史の友人と語ってきたが実のところこの二人も葬式の時にいた秀樹の友人でもあった。
小便を漏らしながら怯えるその姿。秀樹は聡史の死体からすっと離れ近づいていった。

「あ あ あ た 助けてください ぜ 絶対にこのことは他の人にはいいませんから」
今まで対等の立場。いや むしろ秀樹を下にみていた友人の態度は一辺した。
「なぁ 俺は情けないか? 彼女が殺されてそれを守れなかったことが情けないか?」
「いいいいい いえ なさ 情けなくないです しょ しょうがないです。」
「今の立場。俺が立った立場とお前らは一緒だよ
でも俺はこんなこと言わなかった。」
目の前のしゃがみこみ二人の顔をじっとみつめながら語り始めた。
「お前等も一緒だ。この絶対的死の状況からは逃れられない」
「お お願いします。いいません絶対に絶対に…」
「お前達は言うね。ちょっと運がなかったな
こいつと今日という日を過ごしてなければ 死ぬこともなかったのに…」
「そ…そんな」
「まぁこれも運命だ。諦めな。 
恨むならそこでくたばっているバカの信者になったことを恨みな」
秀樹は 二人に向かい 連射した。
有無を言わさず 何も語らせず 静かに静かに 引き金をひいた。

全て終わった。
立ち上がり 銃を懐にしまいゆっくりとその場を離れていった。
騒ぎになったのは その数分後のことだった。
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