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アンダーグラウンド第一章

アンダーグラウンド1-13

アンダーグラウンド 第1章-13

あの朝のニュースからしばらくたってから宮園秀樹は指名手配犯になった。
思ったよりも早く特定されたことにまだまだ日本の警察も仕事をしていると思った。
しかし秀樹はすでに自分のアパートから抜け出し今は初めて買った武器屋に待機している。
そこにはパソコンもありアングラ突入前に色々と情報を集めていた。
今じゃ 「アングラ」 「アンダーグラウンド」と検索サイトで調べれば数十万件という検索結果がでる。

『アングラ逃避行 これだけ知ってれば生き残れる』
『俺のアングラ武勇伝 アングラの真の姿を見た』 

HP ブログ その大半がウソで綴られていた。
ため息をひとつついた。
「はぁ こんなんばっか…か…」
コーヒーを一口のみ また同じような作業を繰り返す。
一日の大半を検索しては閲覧の繰り返しにさすがに少々疲れている様子だった。
「やっぱ 正規のところじゃ ろくな情報がないな…」
それに一回アングラに踏み込めば ほぼ生存率は0に近いのだから
どれもこれも嘘なのはわかっていたが…。
そんな中 とある大型掲示板にアングラについて賑わっていたスレッドを発見した。

【帰りたいけど】穴倉だよ全員集合part956【帰れない】

1 名前:地下にいる名無しです 2---/--/--(水)18:29:33 ID:???
穴倉について語るスレ

118 名前:地下にいる名無しです :2---/--/--(日) 23:55:13 ID:???
俺 多分 氏ぬ いや殺される

119 名前:地下にいる名無しです :2---/--/--(日) 23:57:23 ID:???
釣り 乙w 

120 名前:地下にいる名無しです :2---/--/--(日) 23:59:30 ID:???
いや 本当に…今も追われてる 
あまりに深く知りすぎた
HPを検索してて とある サイトにいきついたんだ

121 名前:地下にいる名無しです :2---/--/--(月) 00:02:06 ID:???
(・∀・)ほう

122 名前:地下にいる名無しです :2---/--/--(月) 00:02:07 ID:???
そこにはアングラの本当の意味が記されてて
俺はずっと閲覧してたんだ
そしたら急にハッキングをくらって
「今からお前を始末する」って画面いっぱい埋め尽くされて

123 名前:地下にいる名無しです :2---/--/--(月) 00:02:10 ID:???
よくあるネタじゃまいか

124 名前:地下にいる名無しです :2---/--/--(月) 00:02:12 ID:???
おまいら もう穴倉について調べるのはよせ 
深く入り込むと殺されるだって 穴倉ってのは実h

125 名前:地下にいる名無しです :2---/--/--(月) 00:02:30 ID:???
なんだ 続きがこないな

126 名前:地下にいる名無しです :2---/--/--(月) 00:02:31 ID:???
まさか本当に殺されたんじゃ?

127 名前:地下にいる名無しです :2---/--/--(月) 00:02:32 ID:???
コレイジョウアングラニツイテシラベルナ
コイツノヨウニナリタクナケレバ



匿名希望の大型掲示板の中で見つけたスレッド
この【127】の最後の文章の下に画像が添付されていて秀樹はクリックしてとんでみた。
そこにはおそらく先ほど書き込みをしていた者らしき死体の写真が貼り付けられていた。
いつもならネタかガセだと思うが秀樹は直感的にこれは本物だと判断した。
ここ最近 数人を撃ち死体というものを直視してきた結果なのか
これが加工されてないものだとわかった。
秀樹の中で一つ興味がわいた。
アングラって一体なんのために作られたんだ?
そしてこいつはHPで何を知ってそして何故殺されたんだ?
ただ アングラに入るだけと曖昧な目標だった秀樹の中でひとつ目的ができようとしていた。
少し知ってみたい。
あそこに何があるのか…。大丈夫 今の俺なら生き残れる。

秀樹はバックに自分が必要とする武器を詰め
すっとパソコンのデスクから立ち上がった。

そろそろここも嗅ぎ付けてくるかもしれないな…。
いくか… あの壁の向こうに…。
きっと今あるこの腐った世界よりもきっと俺の求めたものがあるはず。
ひとつ深呼吸して秀樹は店を出た。
あたりを見回すと相変わらずの半分廃墟で静かな空間。
振り向くと巨大な壁がみえる。東京に急に現れた巨大な壁。
そこに向かってゆっくりと歩き出す。
壁の高さは15mくらいだがつくりはチープな薄い壁。
そこには一応 【KEEP OUT】と無数のテープが巻きつけられているが入りたければどうぞといわんばかりに開いている無警戒なアンダーグラウンド入り口。
入り口の広さは約10mくらい。
入り口の前で止まり 秀樹はその壁の向こうを少し見渡す。
ボロボロになった東京タワーを見ながら秀樹は思った。
たった一歩 ここに入るだけでもはや自分は元の世界には戻れないという気持ち。
いや すでにもう戻ることはできない。
自分が今まで築いてきた人間関係の白紙。
自分の【殺し】という才能の覚醒。
人を殺したい 殺したいという 願望にはとらわれてないが
秀樹は自分の才能を試せる場所に入りたかった。
適材適所
この言葉がしっくりくる。
何かを得るためには何かを失くさなければならない。
秀樹は日常という世界を捨てたが自分の居場所を手に入れることができたのかもしれない。
クスっと笑い 右足をすっと壁の向こうの世界
アンダーグラウンドの世界へと踏みこんだ。
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