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アンダーグラウンド第二章

アンダーグラウンド2-1-14

アンダーグラウンド 第2章-1-14

今まで非日常的だったことも いざそこに入ってしまえばもはや当人にとっては日常になる。
考えてみれば今までの生活も他人からみれば非日常な生活にみえるかもしれないが本人からしてみればごくごく当たり前の世界。
日常と非日常の境界線というものはひどく曖昧なものなのかもしれない。

アンダーグラウンドへの境界線を越えて数日がたった。
一歩踏み込んだからといって生活に劇的な変化はない。
ただ目覚まし時計が銃声と悲鳴に変わっただけの話。
ひとつ想うことが何事も入り込む前までは不安感や緊張感に駆られるが
「想っていたほど対したことではない」
という結論になるだろう。
秀樹もまたあれだけの覚悟をして突入したものの今のところ大きな変化はない。
ただひとつ言えることはこの世界が自分にしっくりきていること
秀樹はアングラに突入してから日々目標をたてながら暮らしている。

かつてビジネスマンで賑わっていた東京…アングラ内は昼夜ともに静かだ。
しかし時折聞こえる銃声と悲鳴はこのアングラ内で命のやりとりをしているという現実。
秀樹は突入初日 拠点にするべき建物へと入り込んだ。
小さな雑居ビルの一室に荷物を置き
サバイバルとトラップの書物から学んだ簡単な罠を仕掛け
そこを拠点に日々 自分の実力をあげていくことにした。
武器屋から調達した武器の数々の試射もかねてまるでガンシューティングゲームのように見たもの全てを狙い殺していった。
秀樹は銃器一つにしてもそれぞれのクセやリコイル(反動)をチェックし自分にあったものを選んでいった。
人を撃つことに対しての罪悪感など当になくなっている。

秀樹から見た「人」というものは
ただ自分と同じ構造を持っている生き物としか認識していない。
無駄に空気を吸い無駄にしゃべり無駄に行動する
そう もう誰も信用しないと心に決め
親友を撃ったあたりから「人」が本来もっている罪悪感や嫌悪感が失せつつあった。
そしてこの世界…アングラに身を置いている人間など殺しても誰も悲しむものはいない
むしろ死んで喜ばれるはずの人間ばかりなのだ。
背徳心なく躊躇なく殺せる世界
己の欲望に忠実に自制心や理性など必要なく本能のまま生きることができる。
ある意味純粋な世界。
ただし純粋なる悪だが…。
秀樹からしてみれば今まで自分がいた世界こそ悪なのかもしれない。
本音と建前
欺瞞に満ちた言葉の数々
混沌…そうカオスに満ちた世界。少なくとも日本という国はすでに病みきっている。
秀樹は常日ごろから自分の持っている狂気が心の中でくすぶっていた。
「どいつもこいつもヘラヘラ生きやがって全てを消してやりたい」
今まで抑えていたものをこのアングラの地で日々解放しつつあった。

「た…たすけて」
「見逃してくれ」
「こんなつもりじゃなかったんだ」

日々懇願される毎日
秀樹は容赦なく撃ち続けていった。
「アングラにいるってことは お前もそうやって懇願するものを殺してきたんだろ?」
「だ…だって殺さないと殺されるじゃないか」
「よくわかってるじゃないか…じゃあ死ね」
遺恨などあろうがなかろうが秀樹は矛盾する全てを駆逐するかのように撃った。

そのうち宮園秀樹の名前と顔は周辺に響きわたり
「宮園に見つかれば死ぬ」
という噂が広がっていった
ついた肩書きは「死神」

そしてこの名前が広がりつつあるころ
秀樹は あの時 彼女を殺した奴らを見つけた。
秀樹の目標の中の一つ

「お…お前は あの時の……」

「よぉ…やっと見つけたぜ」
秀樹は不敵な笑みを浮かべ近づいていった。
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©<コウ>_2018.(RSS/管理/提供:AL2)
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