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アンダーグラウンド第二章

アンダーグラウンド2-2-15

アンダーグラウンド 第2章-2-15

~ターゲット~

アンダーグラウンドへの入り口は東西南北の四つのゲートがある。
東京タワーを中心にその四つのゲートから日々様々な理由をもった人間達が出入りしている。
ちなみにアングラ周辺を出入りしているだけの人間は
悪事はしたいが現実社会との決別ができない中途半端な人間が多い。
中途半端にアングラを出入りしている者は大概同じゲートから入り
そしてそのアングラ入り口付近で麻薬や殺人、レイプ等悪事を働く。
そいつらはここでは何をしても許されると思い
あらゆる悪事を重ねるが どうやらアングラ内でも暗黙のルールというものは存在していた。

半端者には死を……

そうアングラへ入りこむものは人それぞれ理由があるわけで
全てを捨てこの無法の世界へと足を踏み入れている。
ある意味聖域と化している。
その聖域にただただ快楽のために入り込む 
勘違い野郎は全てを捨てこの地にいる者からすれば許されない存在なのだ。

秀樹と彼女を襲った野郎共は明らかに中途半端な存在だった。
そして秀樹が出会ったのは南のゲートからだった。
ゲートが見える位置を拠点とし日々監視することを怠らなかった。
まだ 他の猛者に殺されてないことを祈りつつ奴らを待ち続けていた。

そして今日 この日 秀樹は対峙することに成功した。

殺されてなくてよかった…
秀樹はその歓喜にも似た気持ちで徐々に近づく
一歩 一歩 踏みしめながらゆっくりと…。

中途半端に出入りしているものも さすがに 噂を聞きつけており
秀樹がこの南のゲートエリアでは名と顔が売れつつあったことは知っていた。

見つかれば殺される
危ないところには近寄ってはダメだよ
子供でもわかることなのだが

世の中で犯罪と呼ばれるものの快感はそのリスクすらも凌駕するもの。
例えば 万引きもそう。 やってはいけませんといわれるものほど人はやりたくなる。
ただ なぜそれをしないかと言えば理性やモラルが働き 心のどこかにブレーキがかかる。

エデンで蛇にそそのかされて
禁断の知恵の美を食べエデンを追放された最初の人間達のように…。
この世の罪と呼ばれる全ては全て甘い果実なのかもしれない。

その甘美な誘惑に負けたものは たとえ自分にリスクがあろうと止めることができない。
そして それが自分に危害が加わらないと思ううちは後悔などないのだ。

人は常に思う
自分だけは大丈夫だから…と。
狩人が狩られる立場になってはじめて後悔する。

こんな目にあうなら最初からやめとけばよかった。
秀樹に対峙している三人の男達も 今 丁度その心理にある。

「お前達のお陰で今 オレは生きがいをみつけたよ」
皮肉めいた秀樹の言葉は 男達の顔を青ざめさせていく。
「あの時 お前達は言ったよな?後悔と絶望に悩まされながら生きろ…と」
秀樹は拳銃をとりだし近寄る。
「ま…まさか お前がこうなるなんて…」
後ずさりする男達
秀樹は一歩ずつ近寄るので距離は開かない。
「絶望どころか 希望が溢れたよ」
襲ったときの秀樹の顔つきとは明らかに違う。
「あああ あの時生かしたんだから…こ 殺したりするなよ…」
男達の中の一人が 間違った取引をしてくる。
その言葉に秀樹は笑みを浮かべ
「心配するな 殺さないから…」
その言葉を聞き 男の一人は少しホッとした顔つきをした。
一息つき 
「死んだほうがマシだと思わせるだけだ」
と冷たく言い放った。
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