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アンダーグラウンド第二章

アンダーグラウンド2-5-18

アンダーグラウンド 第2章-5-18

~フィクサー~

秀樹の名前と顔が南ゲート付近全体に知れ渡った頃 妙な噂を聞く。
どうやらアングラにはフィクサーといった大元がどこかにいるらしい。
その実力は果てしなく強く名は知られているが顔は誰一人として見たことがない。
なぜなら 見た者は全て死んでいるのだから…。
ずっと疑問に思っていた。
このアングラと言われる無法地帯の存在の意味を…。
誰がこの地を支配しているのか…。
「フィクサー…か。会ってみたいな。」
あれ以来 目標らしい目標が見当たらず少しボンヤリとした毎日を過ごす秀樹にとってフィクサーという存在に非常に興味が沸いてきている。
それともうひとつ…
自分の実力がどこまでいけるのか 試してみたいと日々感じていた。
秀樹がアングラに入って一ヶ月あまり
日々の殺戮は秀樹の能力を徐々に上げていった。
現に秀樹は コト殺気 に関しては非常に敏感に察知できるくらいにまでいった。
殺気を感じるなど
漫画でよく使われていて実際そんなこと感じることできるわけない…と思うが
それは違う。

人は気配に敏感な生き物なのだ。
簡単にいえばよく視線を感じるといった体験は誰にでもあると思う。
誰かに見られてる。誰か襲ってきそうな感じがする。
などなど 例はたくさんあるが 人は「気」を感じることができる。

秀樹の場合「死」と常に隣り合わせの環境に身を置くことで
殺気といった殺意に関しては才能の力も重なり一般の人間の数倍 敏感になっていった。
そのお陰で今日までほぼ無傷に この世界をまるで日常生活のように暮らしていける。
誰よりも早く察知し最善の状態で敵を撃つ。
その危険察知能力が疎いものから淘汰されていく。

いつしか 秀樹は他の雑魚を打ち続けることよりも 
より力のあるものとの対峙を求め始めていた。
自分の「死」を賭けるにふさわしい相手との対面を…。
しかし 幾日たってもその気配はない。
どうでもいい アングラ周辺の雑魚しか見かけないことに少し退屈していた。
そして 顔と名前が売れているために
秀樹をみかけるとすばやくどこかに身を隠すようになっていった。

せっかく馴染みつつあるこの世界
一番自分が求めていた世界なのに なぜこんなにも退屈なんだ…。
秀樹は拠点で本を読み続ける日々が数日続いていた。

腕が鈍らぬように適度に狩りをしにいき駆除する毎日に少し飽きつつあった。
そんなある日ある噂を聞くことになる。

「そろそろ 死神も淘汰されるかもしれないな。」
「宮園秀樹もフィクサーにはかなうまい。」
「あいつは名前と顔が売れすぎた。」
「早く死神に死を…。」

すでに秀樹に挑む者はこの周辺にはいない。
ただ クスクスと秀樹を笑うものが現れはじめた。
殺すときも
「今のうちに強いと思ってればいい もうすぐ お前も俺と同じ立場になる うはは」
そういう輩が増えてきている。
相変わらず無表情に撃つ秀樹だったが心の中で少し喜びにも似た感情が高まっていった。

「おもしろいじゃないか…。返り討ちにしてやる…。」

秀樹の中でどこか慢心していたのかもしれない。
俺より優れた能力を持つ人間なんていないのではないか?
日々上昇する能力に少し酔っていたのかもしれない。

そして あの男との出会いが秀樹を初めて絶望という状況へと向かわせることになる。
その足音はゆっくりと近寄っていることを秀樹はまだ知らない。

ここは 東京無法地帯 アンダーグラウンド
安心や慢心油断等心にスキがある人間は淘汰される世界
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©<コウ>_2017.(RSS/管理/提供: AL2)
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