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アンダーグラウンド第三章

アンダーグラウンド3-4-30

アンダーグラウンド 第3章-4-30

「おっと 脱線したな」
空になったグラスに再び酒を注ぎながらユージは本題へと入っていった。

「ここで生き残るために必要なものってのは さっきも言ったように
殺戮能力と嘘を見抜き利用していくこと。そしてなによりも重要なのが
このアングラ内専用カードモバイルだ」
ポケットからモバイルを取り出し机の上に置いた。

「ヒデももらっただろ?スカウトから。」

「あ ああ もらった… これか?」
「なんだやっぱりまだ使ってないって感じだな。」
確かに真咲 京からもらったこのカード型携帯モバイルは
もらった時に少し見た以来使っていない。

「これをうまく使わないとまずは生き残ることは難しいってことだけ教えとく。まぁとにかく開いてみろよ。」
言われるがまま秀樹はモバイルを開いてみた。
大きさ的にはタバコの箱と同じくらいの大きさで薄さは名刺入れくらい
外界ではみたことのないタイプのモバイルだった。
開くと同時にOSが作動し液晶に画面が表示された。

その時真咲 京に言われたことを秀樹は思い出した。
「あ そうか だからか… だからあんたはオレの名前を知っていたんだな…」
「なんだよ お前 スカウトに言われたこと忘れてただけかよ…。」

「情報ツールって言ってたな…今日オレがここに入ったことは全員に情報が行き渡るって…。でもなんでオレの顔までわかったんだ?」
「あー それは勘っていうか見たことない奴だったし
とりあえず名前呼んでみてその反応を見ればわかるしな。」

「カマをかけたってわけか。」
「まぁ そういうコトだな。」
秀樹はモバイルを適当にチョコチョコ操作しながら
「これ…すごいな…。」と感心した。

「だろ?どういう仕掛けかはわからないが 
恐らく指紋か何かの認識で最初に起動した人間のデータがはいるんだ。
聞いたと思うけど所持者の死亡とともにコイツの中のデータも破棄される。しかも手元になくても何故か連動されてるんだよな。」

「なんだこれ…」
操作しながら名前のリストが表示された画面を見つけ出した。

「ああ こいつは 今 このアングラに滞在している人間のリストだ。
もちろん名前だけで顔もわからないしデータは結構 曖昧だけどな。
死ぬとここからドンドン削除され ルーキーが入ると増える。」

「なるほど…。お 今 消えたな…誰か死んだのか?」
「そういうことだな…。なんだよ秀樹オレが教えなくても結構使えるじゃないか。
オレはパソコンとか苦手だからよーこういうの覚えるの大変だったのにな。」

「ユージ これってなんだ?ポイントって…」
モバイルの端っ子に ポイントと称されたものがあるのを見つけた。
ちなみに今の秀樹のポイントは1000ポイントと表示されている。

「ああ それそれ!これがアングラ内での通貨ってとこだな。」
「通貨?つまり金ってことか?」
「そういうこと。このアングラ内での物資の調達は強奪以外にこのポイントで形成されてるんだ。
ちなみに今お前が持っているポイントはさっきお前が殺した奴の報酬ってとこだな。
1ポイント 一円って思えばいい。」

「報酬…か」

「そっ 報酬。そしてこのポイントってのはそいつの人間としての価値でもある。
ププ お前が殺した奴は1000円くらいの価値ってとこだけどな。
この価値ばっかしは誰がどう査定してるのかわからないが死なないとわからないんだよな。
それにしてもアイツ…安いなぁ。」
ユージはそう言うと笑いながら酒を飲み干した。

「まぁ死ななきゃ自分の価値ってのはわからないってことだ。
オレもどのくらいかわからないけどな。死なないから関係ないけどさ。」
「なるほどな…。」

「とにかくこのポイントで日々の生活をやりくりして生き残っていけばいいさ。
後は気をつけないといけないのが生き残ってるってことはやっぱ強いってことじゃん?
ポイントもたくさん持ってるってことだよな?そしたら大概の人間は怠けるんだよ。
んで このアングラ内で全く殺さなくなるとモバイルに手配される。」

「手配?」

「このアングラ内の全員のターゲットになるってことさ。
安心したら淘汰される。そして手配された人間を殺すとポイントが二倍もらえる。
顔写真等も公開されるからなぁ オレはあまり興味ないから探したりしないけどな。
要は オレ達はここに存在する以上 生きるために殺さなくてはならないってことさ。」

「ブタは死ねってことか」

「そういうこと!」

その後ユージから色々とアングラについて聞き出すことができた。
ユージの言っているが何が本当で何が嘘なのかはわからないが
自分の中で少しずつ消化して整理していった。
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©<コウ>_2017.(RSS/管理/提供: AL2)
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