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アンダーグラウンド第三章

アンダーグラウンド3-6-32

アンダーグラウンド 第3章-6-32

~中層ベルトラインデビュー~

秀樹は今第一層の戦闘エリアに滞在している。
フィールドと呼ぶらしいが「職場」「狩場」と人によって呼称は違う。

「職場…か。変な話だな。」
この中層では人間の命を糧に生活が成り立つ空間。
上層のソレとは違い ここならではの社会が成り立っているのが面白い。
これが面白いと感じてるあたり俺の頭の中はすでに狂っているのか?
などと思ったりもしたが、ただただ無駄に呼吸をし自分を騙しながら言い訳しながら生きている人間よりもマシではないかという結論に達した。

食うために仕方なくやっているというような心がけではなく
今日を生き 明日を知るために何かをやっている人間に関しては秀樹は寛容だった。
それが裏社会の人間だろうが風俗嬢だろうが人には言えないことをやっていたとしても秀樹にとってはそういう人間こそ生きる価値があると思っている。

ここでも自分に誇りを持ち生きている人間に尊敬の念を込め引き金を引いてやろうと…。
そしてどうせ殺されるなら真咲 京 や 高嶺ユウジのような人間に殺されよう…と。

第一層のフィールドは正に上層や外界の光景に似ている。
しかしよく見ると建造中の建物や重機等がそこらへんにある。
まだこの中層は完璧ではないらしい。
戦闘時間もそれなりに規則的で主に昼間よりも夜間の戦闘の方が多い。
そして上層よりも断末魔的な叫びはあまり聞こえず銃声のみが静かに響き渡る。
「職場」と呼称するのもよくわかる。

秀樹は昼間のうちに自分がしばらく立ち回ろうとする周辺の地理を調べに行っていた。
もちろん昼間に行動するものもいるわけだから
警戒しながら自分の戦闘ポイントを探しに散策した。
秀樹の性格上 戦略というものを重点的に置くタイプ。
ユウジのようにその場その場の思いつきで行動するようなタイプではない。

それなりのトラップを仕掛けながら秀樹は夜を待ち現在に至る。
中層は地下にも関わらず恐らく最新のテクノロジーで空を作り出しそして天候を変える。
刑務所の天井に描かれている空の絵と同じ原理で閉塞感を感じさせない。
何か実験的な感じもあるがそこは特に今は気にしてはいない。

あたりが暗くなることを確認し遂に秀樹は中層デビューを果たすことになる。
少し胸の鼓動が高鳴る。
相変わらずの黒い服で身を包み漆黒の闇と同化するように周りを確認しながら息を殺し真咲に言われたように殺気を最小限に抑え銃を構え冷静に冷静に獲物を目で追う。
さすが中層というか全くもって周囲からの殺気や気配を感じない。

そんな中 息を荒げながら横たわっている人間を発見した。
「はぁ はぁはぁはぁ…た…たすけてくれ…」
と声を震わせながら腹に手をあてブツブツと言っている。

周囲を確認し秀樹は警戒しながらその人間に近寄っていった。
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©<コウ>_2017.(RSS/管理/提供: AL2)
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