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永遠の唄

永遠の唄3


とにかく今は全てを忘れるために
全てに蹴りをつけるために
毎日ガムシャラに働いた

そんな毎日の中
一通のメールがきた

友人からのメール
【陽へ】
【今度 合コンすることになったんだけど人数足りなくてさ
仕事もちょっとは落ち着いてきたんだろ?
今週の金曜なんだけどよかったら久しぶりに飲まないか?】

あまり合コンとか慣れてなくてどっちかというと
苦手だったけど
それでも 新しい出会いを求めるのも悪くないかな
と思い参加することにした

丁度 その日は仕事も早く終わって
時間にも間に合う
少しヘアスタイルを整え
いそいそと準備して約束の場所へ向かっていった

「おひさ 陽!元気してたか?」
「ああ」
久しぶりにあった友人は前よりも少し大人になった感じがしたが
自分に接してくる態度はあの頃と同じで少し安心した

「今日はまぁイイコきたらいいな女ッ気ないっぽいもんな」

「うるせーなぁ お前だって一緒だろが!」

そんなやりとりをしながら集まるのを待っていた

どうやら今日は4:4の飲み会らしいが
女の子が一人 少し遅れるらしいとのこと
俺達は予約しておいた店に向かっていった

その途中 友人が
「陽 お前 まだ音楽やってるんか?」
その質問は少し痛かったが雰囲気を壊さないように
「いやぁ 見てのとおりだろ?スーツしながら音楽できねーって」
と笑いごまかした
「そっか でも よかったぜ やっと現実みてくれたんだもんな」
何気なくいう友人の言葉は凄く突き刺さった
それでも オレは嘘の笑顔で答え続けた

~店内~
「まぁ今日はお忙しいところ…」
「おいおい ジジくさいな」
「バカ こういうのは最初が肝心だろが」
「そんな気合いれなくても」
「まぁ そっか とりあえず乾杯しよっか」
そんな友人のやりとりを眺めながら
なるべく空気を濁さないように輪の中へ入っていった

「それにしても なかなか可愛い子が揃ったじゃんか」
「まぁね あたしの友達だよ かわいいに決まってるじゃん」
友人とその女の子が楽しそうに話していた
「あー マナがもう少しでくるって今メールがきた」
「そかそか 楽しみだな」

他愛のない会話
それでもなんだろう
笑っているのに
オレ
全然楽しんでない
けっこう楽しみできたのに
新しい出会いがあるかもって思っていたのに
女の子も可愛いコ多いし
友人はいつもどおりのテンションで楽しいはずなのに
どこかどこか違う感じがしたんだ


そのうち
自己紹介をしながら
それぞれの職業や役職やら仕事の内容やらの
会話になっていった
正直 今の自分には金も名誉もないし
きっとこれから先も大きな成功はしないと思われる
そんなごく普通の職業

みんな オレの知らないところで
色々なことをやっていて
愚痴や不満も聞いたけど
それでもどこか胸を張って生きているそんな姿を横目に眺めていた

「陽 君 は何してるの?」
「いや オレ まだ 今の仕事やり始めたばかりだからさ
特になにも…」

そんなつまらない答えしかいえなかった

「まぁ 陽はさ ちょっと前までミュージシャン目指してて
まぁ やっと普通に働きはじめたばっかだし
これからの男ってことでよろしく!」

友人に悪気は全くないのは知ってるけど
なんかいたたまれなかった
女の子も優しく
「そっかぁ がんばってね」
と言ってくれたけどそれっきり自分に興味をしめす様子はなかった
心の奥底で少し思った

音楽と出会わなければ
きっと 普通の幸せは手に入ったのかもしれないな
って……
でも口にだしてしまうと
自分を何もかも否定してしまいそうで
そんなこといえるはずもなかった
それからしばらくしてから元気のいい声が店内に響いた
「あーーーー 早紀!」
「あ マナ!やっときたぁ!」
早紀は手を振りマナをこっちに呼び出す
「へへへ 遅れてごめーーんね」
「おっそーい みんなけっこう飲んじゃってるって!」
「あーい すぐに追いつくから覚悟してなさい!」
そういうと彼女はオレの隣に座った
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