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永遠の唄

永遠の唄8

ワンフレーズ歌いはじめた時
ワイワイとした雰囲気は一転して静まり返った
ちょっと場の雰囲気を壊したのかなって心配したけど
普通に歌いこんだ
色々とチェックをしながら
声の調子はあの時と同じか
とか…
久しぶりの歌はカラオケとはいえ楽しく
少し自分の世界に入ってしまった

しばらくたってから周りからポツポツと感嘆の声が聞こえる

「うめぇ…」
「すごーい」
「おぉ初めて聞いたけど マジうめーな さすが…!」

そしてサビへと向かうころには静かな雰囲気とは一転して
周りも乗り始めてくれた
それに上乗せするかのように
自分の中のテンションがあがっていく

やばい…リミットはずれちまう…
でも
楽しい やっぱ歌は楽しいや

気付いたら体を乗り出しシャウトしていた

「おおお 陽が変貌したぞ!」
「いいぞ いいぞ やっとエンジンかかってきたか この野郎!」
「陽さん いえーい!」
友人も周りの女の子も先ほどまでオレのことなんて見ようとも
しなかったのに今はこんなに注目してくれてる

やっぱ 嬉しいな

そんな中 他の人が歌っているときは音頭をとり盛り上げていた
マナは逆に大人しくずっと黙って聞いていた

「おいおい 陽 もしやこのカラオケのためにさっきまで温存してたんだな?」
「こいつー おいしいとこもっていきやがって!」

「んな わけねーだろ!」
間奏途中に笑顔で答えた

人の曲だけどオレの曲じゃないけど
それでも楽しい
でも もしこれがオレが作った曲だったら
最高に楽しいんだろうなぁ

なんて想いながら歌った

歌が終わったあとみんなから拍手がきた
「なんだよ!こんな上手いとは知らなかったよ!」

「あ…はは サンキュ」
ちょっと照れながらも嬉しかった

「よーし こりゃ陽に負けねーように俺も十八番歌うかぁ」
などと陽がきっかけでカラオケは更に盛り上がっていった

元いた席に座り酒を一口のみ ふぅーっと一息ついた
その横でマナはボーっとこっちを見てる

「お…おい どうしたんだよ?」

「す…すごい 感動した」
どうやらマナはボーっとしていたわけじゃなく
感動してくれたらしい

…ってなぜ…?

「バッカ カラオケで一曲歌ったくらいで感動とかすんな」
とマナの肩にコツンと腕をぶつけた

「いやぁ 自分 自分にないもの持ってる人見ると本当ダメでして…」
とポリポリと笑顔でホッペをかいた

「なんも持ってなんかないって!ただオレ人よか長く音楽やってたし
まぁ 正直 年の功って奴だって!」

「ふーん でもいいなぁ あたしは何やってもダメだからなぁ
なんで諦めちゃったの? もったいないなぁ」
マナは少しうつむき小さくそう話してきた
「なんでって…」
独りが寂しくなったから…
自分の才能の限界を知ったから…
…なんて答えられるわけでもなく
さっきと同じように
「まぁ 色々と…」
としか答えられなかった
「おーい 陽 はよ 次の曲いれろ!俺と点数勝負だ」
これ以上マナに色々と突っ込まれるのも
しんどかったからオレは酒を飲みほし逃げるように
友人のテンションにあわせ
「よーし 次は ○○いれるぞ!勝負すっかぁ?」
と曲をいれカラオケに集中することにした
そして
ここから先の記憶がない
全くもってない
困ったことだ…
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©<コウ>_2017.(RSS/管理/提供: AL2)
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