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永遠の唄

永遠の唄18

今 自分を見てくれている人
マナとギターを貸してくれた彼
それを確認すると
目を瞑り
心の中で祈る

届け 自分の想い…
そして広がれ…
全ての人へ…と

これは昔からのクセで
自分なりに曲に歌に魂を入れる儀式
自分にとって歌と曲はそれほど大事なものなんだ…と確認するために

そして静かに陽は演奏しはじめた

「タイトルは「夢の卵」…」

なにもなかった僕の日常
小さなタマゴを見つけ
僕はそれを大切に持ち帰った

殻を破り産まれた君は
とてもとても儚くて
僕はそれを大事に手にとり育てていこう

名前を聞いても答えてくれなくて
それが一体なんなのかと
わからなかったけど

大事なもの 手にいれた
そんな気がしたんだ

君は小さな羽バタバタと
その汚れを知らない瞳は
何かを目指しているかのような
そんな目をしていたね
僕はそれに気付き
一緒に探すことにした

君は自分のことを「夢」と名乗り
僕の中で君はいつしか大切なものになった

大事な君を守るために
傷つきくじけそうになっても
僕は進んでいったよ

暗い暗い道をかきわけて
どんなにどんなに困難でも
僕は君を守りぬいていったんだ

やがて時はたち君の羽をみたとき
それが一体なんなのか
わかった気がしたんだ

かけがいのないもの手に入れた 
そんな気がした

君が大きな翼を広げ
そのまっすぐに見つめる瞳は
天より高くを目指してるような
そんな目をしていたね
僕は君と同化し
一緒に羽ばたいた

君は自分のことを「僕」と名乗り
僕と君はずっと飛び続けた


歌い終えたときなんともいえない気持ちになった
やっぱり…楽しいな…

やけに静かだから目を開けると
マナが目の前にいて周りをみるといつの間にか観客が増えていた
そして拍手が…

隣にいた彼が「おお 上手いっすね すごいっすよ」
と褒めてくれた
周りからも「よかったぞ スーツのにーちゃん」
と言われ
それよりも目の前にいたマナが
一番喜んでくれると想ったのにあの時のカラオケと同じで
静かだった

「えと お粗末様でした」
とペコリと挨拶をして彼にギターを返した

「これからも歌やめないでがんばってね」
と彼にねぎらいの言葉をかけ立ち上がった

マナの目の前に立ち
「えと こんな感じです」
と言い上着を返してもらった
マナはコクリと静かに頷き一緒に歩き始めた

なんだろ この静けさ…

繁華街の中 無言で歩く
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