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永遠の唄

永遠の唄20

「ねぇ…ねぇどうしたの?」
オレは優しくマナに語り掛けた。

マナはハッとしてオレの方を向いて
「んーん なんでもないよ。なんか凄くて声にならなかったよ」
マナはピョンとオレの前に立ちいつもの笑顔で答えてくれた

「そうかぁ。でもそう言われるとなんか照れるな」
「もう照れなくていいよ!だって本当なんだもん!」

「でも約束守れてよかったよ」
「なんかごめんね無理矢理歌わせちゃって」
マナは少し下を向きペコリと謝罪の仕草をとった

そんなに謝ることでもないよ
むしろ感謝してる
今日歌って本当によかったって思ったんだ
と言おうとしたが心に留めた

「陽君 でもあたしもう歌ってって言わないよ
あたしわかったから!陽君にとって歌がどのくらい大切なものなのかってことが…
本当はもっと歌ってほしいけどあたし待つことにする」

「え…待つって?」

「だから陽君が自分から歌いたいって言うまで!
あ…でもたまにリクエストしちゃうかもね
なるべく言わないってことにしといて!」
マナはニッコリと笑うと嬉しそうに駆け出していった

その言葉は何よりも嬉しかった
けど…
それと同時また大切なものがなくなってしまうかもしれないと思うと
素直に「うん」と言えなかった

それでもオレは「今」の精一杯の気持ちを伝えようと
「マナちゃん!あのさオレさ 
まだそれには答えられないけどでも絶対に応えるから
だからなんていうか…そのまたこうやって逢ってほしい」
とマナに言った

あれ?オレ何言ってるんだ?
これじゃまるで二回目のデートに誘ってるみたいじゃんか

まるでそれを察したかのように
「あはは 陽君 それじゃまるで次のデートに誘われてるみたい」

「え…と そうじゃなくて あの…その…」
ああ 完璧に噛みまくってるな…

マナは近寄ってきてクスっと笑い
「いいよ また遊ぼう!あたしも陽君のこと知りたいって思ったし!」

優しく笑うマナの笑顔は繁華街の明かりに照らされて
ほんのりピンクになった頬が可愛くみえて
少し胸が高鳴った

「じゃあ今日は帰るね!今日はしっかり帰るのだよ 陽君」
マナは手を振りながら駅のホームへと向かっていった

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