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アンダーグラウンド第一章

アンダーグラウンド1-5

アンダーグラウンド 第1章-5

武器を手にしてから数日がたった。着々と計画は進行している。
銃の手入れをしながらカレンダーに目をやった。
赤丸で記された日が計画の実行日。
その日が かつて友人と呼んだ男の運命の日。

秀樹は人間の本質を知るために 一つテストをすることにした。
その人間の本質を確かめるにはどうしたらいいか?
それは絶対的危険に立たされた時にでるものだとわかった。

なぜか?それは自分が身を持って体験したのだから。
あのアングラ周辺で襲われた日
俺は助けようという気持ちよりも死を悟った。
自分だけ逃げようとは思わなかったが助けてやれるとも思わなかった。
相手の死を見つめ そして 自分の死を待っていた。
その後 感じたものは 憎悪でしかなかった。
生きていたときは すでに 安堵や絶望 背徳心はなく仇を討とうなど
そんな綺麗事もなく ひたすら殺意しか沸かなかった。

しかし かつて親友と謳った男は「俺なら助けた」とか「生き延びれた」などと眠いことを口走っていた。
もし 同じ行動がとれたなら 俺は奴らを生かす。そして謝罪してやろう。
更にその場で自害してやる。
腐っていたのは自分だと認めさせてくれるのなら この命などくれてやる。
そのくらいの覚悟がある。

先の武器商人もそうだが覚悟というものはどこの世界でも必要だ。
死を商売にしてるくせに 「死にたくないけど金は欲しい。殺したいけど死にたくない。」
それじゃダメなんだ。

「殺されてもいいから金が欲しい。死んでもいいから殺したい。」
「欲望」と「リスク」は常に「平等」でなければいけない。
「安全」という生温いところにいては決して「成功」はしない。

だから…出会い頭 友人を殺すのではなくチャンスを与えることにした。
奴が選択に失敗すれば殺す
成功すれば俺が死ぬ
一方的独善的な賭けだが俺はそれでいいと思った。

方法はこうだ。
アングラ周辺を出たり入ったりしてる中途半端な人間は今だ金の力に弱い。
何人かのカスを金で雇い 指定した日 時間に呼び出し俺が捕まる。
その時 親友だった男がどういう行動をとるかといった簡単なテストだ。
金は先日 撃った店でごっそりと頂戴してある。
どうせアングラに入る身だ。金なんて必要ないのだから…。

秀樹の心の中では もう 殺すことになるだろう…と決まっていた。
しかし 結果がわかっている賭けをしようとしたのは
心の中でどこか信じたいという心があったのだろう。

そして運命の日は刻一刻と迫っていた。
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©<コウ>_2017.(RSS/管理/提供: AL2)
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