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アンダーグラウンド第三章

アンダーグラウンド3-12-38

アンダーグラウンド第三章-12-38

<鳴神 信也>

バー「カーズ」

いつもの静かな店内で流れるジャズを聴きながら
一仕事終えたユウジは一人でいつものように酒を飲んでいる。

そういえばヒデの奴、今日フィールドに入ったんだよな。
あいつ運が悪いからな。初日にオレという強者にあってしまったし。
運悪く下層レベルの人間に当たってなければいいけど…。
まっ死んでも別に変わりはいくらでもいるからな。

相変わらず心配してるのかしてないのかわからないことを思いながら
疲れを癒すかのようにお気に入りのカシスオレンジを飲む。

しばらくすると店の扉がバタンと開き、傷つきヨロめいた秀樹が現れた。
その姿にユウジは思わず
「がははは ちょっとお前ボロボロすぎ!」
と笑いながら迎え入れた。

「う…うるせーな。マスター!アルコール純度の高い酒頼む。」
左腕を押さえながら秀樹は注文を促す。
マスターは無言でコクリと頷きウォッカを机に上に持ってきてくれた。
ユウジはニヤっとして
「注文できるってことはお前ちゃんと狩ってきたんだな?」

「ああ まぁ見ての通り撃たれちまったけどな」
ヒデキはその酒のキャップを開け傷口にかけた。
「ぐぅ いって…」

「あらあら勿体ねーな」
ユウジは勿体無さそうな顔をしながらつぶやいた。

「とりあえず応急処置しとかないとな。運良く弾は貫通してくれてるしな。」
包帯を持参してきた秀樹は多少の応急処置の知識はあるために器用にこなしていく。

「何いってるんだ。撃たれておいて運もクソもないだろ?
お前は間違いなく運が悪い!」
容赦ないユウジの鋭い突っ込み。

「うるせーな そういうあんただって撃たれたことあるだろ?」
秀樹も負けずに切り返したがユウジは更にニンマリしながら
「あるわけないじゃん。オレは強いし何より運がいいからな。」
予想を裏切った答えに秀樹の顔はおもしろくなさそうにムスっとした。

「まぁ そう悔しそうにするな。ほらちょっと見せてみろよ」
ユウジは秀樹の腕をグイっとひっぱり
「イテ ひっぱるなよ…まだ処置中だ!」

「んー なかなかいいけど所詮応急処置だな。一応医者に見せたほうがいいな?
神経系とかいかれてたら今後のお前の価値がなくなるしな。」

その言葉に少しびっくりした秀樹は
「え?中層に医者がいるのか?」
と不思議そうに尋ねた。

「ああ 唯一いるんだな、これが。」


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