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アンダーグラウンド第三章

アンダーグラウンド第三章-14-40

アンダーグラウンド第三章-14-40
<鳴神 信也>

無機質な通路を二人で病院へと歩いていく。
どうやらこの二層の通りにあるようだ。
フィールドを見ながら歩いていくとフィールド中央に位置する都市郡が見える。
ここまで近くまではきたことがなかった。チラチラと見ながらあたりの様子を伺う。

「早くそっちのほうで殺したいか?」
「ああ 殺したいは別として早く見てみたいな。」
「まぁ 焦るな焦るな!初戦で負傷してるお前にはまだ早いわな」

その言葉にムッときた秀樹は「じゃああんたはどうなんだ?」と
聞こうとしたがどうせ「もちろんオレはそっち側だ」
と言うに決まってるだろうから反論するのをやめた。

しかし意外なことにユウジは
「まぁオレも早くそっち側にいきてーけどな…。」と予想外のセリフを耳にした。
「え ユウジ あんたまだそっちに行ったことないのか?」

「ああ 実のところオレはまだその手前辺りをうろついてる。
はっきり言ってオレの力じゃまだ下層レベルの人間とやりあう力がない。
いや 勝てるかもしれないけどな?でも重症を負うことになるだろうな。」

まだユウジの戦闘を見たことないが殺気や雰囲気から相当のやり手だと思ったが
どうやらまだまだアングラには強い人間がいるようだ。
その中にきっと真咲 京も入っているんだろう。

「ところでヒデ。お前 誰のスカウトでここにきたんだ?」
「真咲 京だけど。」
そう答えるとユウジは眼を丸くして
「おお!あの真咲のスカウトだったのか!」
「それがどうかしたのか?」
「いやいやいや オレも実は真咲のスカウトでここに来たんだ。」
ユウジは嬉しそうに秀樹の背中をポンポンと叩いた。
「アイツ 反則的に強かったろ?でも変な奴だよな?」
「ああ 確かに強いけどスカウトの理由がな。」
「そうそうそうそう!「友達になりたい奴」だろ?」
「ユウジもしかしてアンタも…。」
まさかとは思ったが本当に真咲 京のスカウト理由がソレだったことにびっくりした。
「あはははは マジか…。変わってねーなぁ。」
「でも強いよな…悪いけどユウジよりも強いと思った。」
さすがのユウジも真咲に関しては反論はないらしい。
「スカウトでは最強の部類だしな。きっとあいつって滅多に連れてこないで有名なんだぜ。」

「やっぱり…。正直まだ勝てる気がしないが絶対に超えてみせるけど。」

その瞬間 ユウジの顔つきは少し変わり
「もちろんだ。奇遇だな。オレもあいつを超えることが目標の一つなんだ。」

いつもおちゃらけた感じのユウジの真剣な顔は少し殺気を感じた。
「知ってるか?スカウトって実はたったの12人しかいないってこと。」

「12人?」

「そうだ。たったの12人だ。つまりこのアングラのトップ12ってことだな…。」
ユウジは一端足を止め都市部を眺めながらそいつ等を探すかのように見渡した。

「要するにそれが下層の住人って言われてるアングラの中枢の人間ってことか?」
ユウジの横に並び秀樹も共に辺りを見渡した。

「そういうこと。もちろんオレ達は真咲しか知らない。
他のスカウトがどういう顔をしてどこにいるか?とかも全く不明。
フィールドのルーキーゾーンにいるかもしれねーしショップをやってるかもしれねー。
誰がナンバーなのかは殺したあとじゃないとわからない。
だからな 油断したり安心してたら…「ドーン」とやられてしまうってことだ。」

そういうとユウジは指を秀樹の左腕にプスっと刺してみた。
「いって!てめー何すんだ!」
思わず声をあげる秀樹。

「はははは お前も大きな声だせるんだな。
さてと…もう少しだし行くとするか。」
ケラケラと笑いながら再び病院へと向かっていった。

腕をさすりながら
「ぜってーあんたもいつか殺すからな!」

「どうぞご自由に~。」

全くユウジといると調子が狂うな…。
秀樹はそう想いながらユウジの後ろをついて歩き始めた。
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