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永遠の唄

永遠の唄27

「ずっと聞きたがってよね?歌を諦めた理由」
マナは頷き真っ直ぐな瞳で見てくる
「単刀直入に言うと怖くなったんだ」
「怖い?」
「そう全てに対して…ね
夢に向かうことも恋愛することもみんなみんな…
昔はこんなんじゃなかったんだ
なんでもできると思ったし怖さなんて微塵たりともなかった
いつの頃からかひどく怖くなった」

こんなこと人に話すのは初めてで弱音を吐くことに対して
自分の器が知られることが怖く
なによりも自分の弱さを見透かされるのが嫌だったけど
マナになら話せるんじゃないか
いや話さないといけないような気がした

「オレ バカで不器用で変なとこ頑固で
周りは周り オレはオレだからって思ってて
ずっと音楽しかないと思っててアホみたいにギターだけ担いで弾き続けて
でも気付いたら一緒のスタートラインにいたはずのみんなは
見えなくなるくらいまで先に進んでて取り残されてしまったような感覚がして
自分の選んだ道が間違いだったんじゃないかって思ったら
夜も眠れなくなったことがあった
それでも苦しくても好きで好きでしょうがなくて
毎日のように路上で歌ったりしてたんだ」

マナは黙って何も言おうとせずに話しを聞いてくれてる
静かな公園にオレの声だけがこだまする

「でも歌っているとき いい作詞が出来たとき
これなら人の心に響くかなってとか思ったら嬉しくて
そして少ない人だけどオレの歌聴いてくれてファンになってくれて
拍手もらったりするとさ全部忘れられた」

「やっぱ陽ちゃんの歌を評価してくれる人いたんだ」
マナはニッコリ笑った
「ああ それでオレはそのファンになってくれた子と付き合いだした
彼女はオレの歌を理解してくれていつも応援してくれた
それが嬉しくていっぱい曲作ったよ
そして歌った 路上だったりスタジオで歌ったり
オレの思ってた以上に恋愛っていうか好きな人がいるってことは
支えになったし創作意欲も二倍になったんだ」




©<コウ>_2017.(RSS/管理/提供: AL2)
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