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永遠の唄

永遠の唄36

いつもと違う朝
横には小さな寝息をたて気持ちよさそうに眠っている
マナの姿がある
幻じゃないのかと思い彼女の頭を優しく撫でてみた
これは夢でも幻でもない現実なんだって思えた
どのくらいぶりだろう
こんなに安心した朝を迎えるのは…
曇った心が晴れていくのがわかる

大切な人が隣にいるだけで
こんなにも欠けた心が埋まるものなんだって
素直に思えた

心が重なり
体が重なり
触れられる現実は
独りじゃ決して感じることができない
意地もプライドも捨てて
全てをさらけ出した
それでも全てを受け止めてくれたマナ

「今回は守られちゃったね…でもこれからはオレが…」

マナを優しく抱きしめる
この温もりを失いたくない
だから守らないと…
失った片翼は取り戻せた
後はもう一つの…

起き上がり上着を着て机に向かい詞を書き始めた
今の気持ちを忘れないように
頭の中にあるフレーズを余すことなく書き続けた

「んーおはよぉう 何してるん?」
マナの手がにゅーっと後ろから延びてきた
「おはよーさん ちょっと作詞をね」
目をこすりながら覗き込んでくるマナ
「あーダメダメ まだ見たら!完成したらね」
「ふふふ なんか急にやる気になってるねぇ」
眠そうな目をこすりながらも嬉しそうに言ってくれた
「ねーねー陽ちゃん」
「ん 何?」
「あたし達彼氏彼女になっちゃったね」
あらためてそう言われると年甲斐もなく急に照れる
「そ…そうだなぁ」
「大変かもよ~あたし結構わがままだよ~」
「知ってる」
「何気に寂しがりやだし~」
「それは昨日知った」
「陽ちゃん…あたしも怖いんだぁ」
「怖い?」
「うん あたし今 幸せだって思えてる
だから怖い…あのね…えと…離さないでね」
ブランケットに身を包み顔を少し赤らめながら
恥ずかしそうに言う
マナの姿は凄くかわいくて思わず抱きしめてしまった
「大丈夫…オレも離したくないから…」
「うん」
「だから…」
「だから…?」
「とりあえず服を着てくれ」
「ぶ…」
「このままだとまたしたくなるのだよ」
「あははははは もうー何言ってるのよ!
そんなこと言われたらこっちが恥ずかしいってば」
マナは起き上がりブランケットを引きづりながら浴室へと向かった
「んじゃーシャワー浴びてサッパリしてくるね」
「あいよ」

彼女の姿を見送り再び机に戻り詞を書き始めた
復帰一作目はマナに贈りたい
そう思いながらペンを走らせた


©<コウ>_2018.(RSS/管理/提供:AL2)
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