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アンダーグラウンド第一章

アンダーグラウンド1-8

アンダーグラウンド 第1章-8

あの滑稽な逃亡劇から三日ほどたった。
聡史から連絡はなかった。きっと秀樹が死んだと思っているのだろう。
もしくは自分が秀樹を見捨てて逃げたことに対して罪悪感を感じているのだろうか。
いやそれはないだろう。
おそらく秀樹に生きていられることが困るのだろう。
他の友人に偉そうに「死なない」「守る」…そのようなことを偉そうに語ってしまったのだ。
まさか見捨てて逃げたとは口が裂けてもいえまい。
聡史の中で宮園秀樹は死んだのだ。

それを確認するために秀樹はあえてすぐに殺しにはいかなかった。
聡史から見た自分の存在価値の確認
聡史にとっては秀樹の命より自分のちっぽけなプライドを守ることのほうが重要だった。
そう思わせるには十分な時間だった。

今まで作り上げてきた人間関係全てがバカバカしくなった。
積み上げることは大変なクセに
あっさりと崩れる信頼という目に見えない鎖
今まで少しは信じてきたものは薄い紙のようにいとも簡単に破れる。
いや 今思えば 昔から信用してなかったのは自分かもしれない。
「友達」「親友」その言葉を武器に押し付けがましい要求をされてきたことは多々あった。
「孤独」になることを恐れ 頷いてきた。
いつしか「友達だろ?」「親友だろ?」その言葉に嫌悪を抱いていたんだ。

しかし ここにきてようやく全てが偽者だったことに気付いた。
だからもうためらいもない。
きっと躊躇なく引き金を引けるだろう。

今まで生きてきた人生を全て精算しよう。
今まで築いてきた自分の世界を全てクリアしていこう。
恋人が消え 親友が消え 親とも縁をきり
23年の人生にピリオドを打とう。
そして今日 俺は 産声をあげる。
新たなる人生の始まり。
狂った歯車は元通りには決して戻らない。
元通りに直そうなどとも思わない。
全て作り直すしかないんだ。

ベットの上に座り目を閉じ様々の想いを頭の中でまとめ暗い部屋で決心をした。
銃に一発ずつ 全ての想いを消すかのように ゆっくりと弾を込めた。
そして秀樹は親友を殺しにゆっくりと部屋のドアを開け外へと歩いていった

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©<コウ>_2017.(RSS/管理/提供: AL2)
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